
Kindle Unlimitedの利用を検討する際、「クレジットカードがないと登録できないのでは?」と不安に思ったり、「どの支払い方法が一番お得か」と迷ったりする方もいるでしょう。実際、AmazonギフトカードやPayPayなど、利用時に注意が必要な支払い方法も存在します。
本記事では、Kindle Unlimitedで利用できる全6種類の支払い方法を一覧で比較し、それぞれのメリットや注意点を詳しく解説します。
クレジットカードなしで登録する手順や、支払い方法の確認・変更方法も紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
Kindle Unlimitedで利用できる全支払い方法【比較一覧表】
Kindle Unlimitedの月額料金支払いに公式に利用できるのは、「クレジットカード」「デビットカード」「携帯決済(キャリア決済)」「あと払い(ペイディ)」「Amazonギフトカード」「PayPay」の6種類です。
Kindle Unlimitedのような月額制サービスは、毎月自動で料金を引き落とす仕組みのため、継続的な支払いを保証できる方法が求められます。
利用可能な支払い方法は以下の通りです。
【支払い方法一覧表】
| 支払い方法 | メリット | 注意点 | 利用に必要なもの |
|---|---|---|---|
| クレジットカード | 最も標準的でトラブルが少ない。 カード会社のポイント還元が期待できる。 | 有効期限の管理が必要。 | 有効なクレジットカード (Visa, MasterCard, Amex, JCB, Diners Club) |
| デビットカード | 銀行口座残高の範囲内で利用でき、使いすぎを防げる。 | 与信処理のタイミングで即時引き落とされる。 | 対応するブランドのデビットカード |
| 携帯決済(キャリア決済) | クレジットカード不要。月々のスマホ料金と合算して支払える。 | 対応キャリア(ドコモなど)との契約が必要。 | 対応キャリアとの契約、Amazonアカウントへの支払い方法登録 |
| あと払い (ペイディ) | クレジットカード不要。支払いを翌月にまとめられる。手数料無料の分割払いも可能。 | 支払い方法によっては手数料が発生する。 | 氏名、メールアドレス、携帯電話番号。Amazonアカウントへの支払い方法登録。 |
| Amazonギフトカード | クレジットカード不要。 | 残高にチャージが必要。ギフトカード単体では使用不可。 | バックアップ用の支払い方法の登録。 |
| PayPay | クレジットカード不要。 | paypayで本人確認が必要。利用できるのは「PayPayマネー」と「PayPayポイント」のみ。 | paypayアカウント。Amazonアカウントへの支払い方法登録。 |
上記の一覧表からわかるように、Kindle Unlimitedはクレジットカードを持っていない方でも「携帯決済」や「あと払い(ペイディ)」を利用して登録できます。
あなたの状況に合った支払い方法を選択しましょう。
【クレジットカードなしでもOK】Kindle Unlimitedの主な支払い方法と注意点
Kindle Unlimitedの月額料金は、クレジットカードがなくても支払うことが可能です。
ここでは、PayPayやAmazonギフトカード、携帯決済など、クレジットカード以外の主要な支払い方法に焦点を当てて解説します。
それぞれの特徴や利用する上での重要な注意点を理解し、あなたに合った支払い方法を見つけましょう。
クレジットカード|ポイント還元も狙える最も一般的な方法

| 支払い方法 | メリット | 注意点 | 利用に必要なもの |
|---|---|---|---|
| クレジットカード | 最も標準的でトラブルが少ない。 カード会社のポイント還元が期待できる。 | 有効期限の管理が必要。 | 有効なクレジットカード (Visa, MasterCard, Amex, JCB, Diners Club) |
クレジットカードは、Kindle Unlimitedで最も広く利用されている支払い方法であり、ポイント還元による経済的なメリットが大きいのが特徴です。他の支払い方法と異なり、利用額に応じて各カード会社のポイントが貯まるため、実質的な負担額を軽減できます。
例えば、Amazonプライム会員が「Amazon Mastercard」を利用すると、Amazonでの支払いで2.0%のAmazonポイントが還元されます。
また、「JCBカード」ではOki Dokiポイントが貯まり、Amazonでの支払いに直接充当できます。
日々の買い物で貯めたポイントを月額料金の支払いに使えば、サービスをよりお得に利用することが可能です。特にAmazonを頻繁に利用するユーザーにとっては、ポイント還元の恩恵を最大限に受けられるクレジットカードが、最も合理的でメリットの大きい支払い方法と言えるでしょう。
デビットカード・プリペイドカード|口座残高の範囲内で支払う

| 支払い方法 | メリット | 注意点 | 利用に必要なもの |
|---|---|---|---|
| デビットカード・プリペイドカード | 銀行口座残高の範囲内で利用でき、使いすぎを防げる。 | 与信処理のタイミングで即時引き落とされる。 | 対応するブランドのデビットカード |
VISA、Mastercard、JCBなどの国際ブランドが付いたデビットカードやプリペイドカードで、Kindle Unlimitedの料金を支払うことができます。
銀行口座の残高や事前にチャージした金額の範囲内で決済されるため、クレジットカードのように使いすぎてしまう心配がなく、支出管理がしやすいのが特徴です。
デビットカードなどを利用する際、カードの有効性を確認する「オーソリ(与信枠の確保)」という仕組みにより、一時的に二重で引き落とされたように見えることがあります。これはシステム上の仕様で後日返金されますが、不正請求ではないことを理解しておく必要があります。
なお、銀行のキャッシュカードに付帯する「J-Debit」は利用できません。
使いすぎを防ぎたいユーザーに適した支払い方法ですが、一時的な二重引き落としが発生する可能性について、あらかじめ認識しておくことが大切です。
携帯決済(キャリア決済)|月々のスマホ料金と合算する

| 支払い方法 | メリット | 注意点 | 利用に必要なもの |
|---|---|---|---|
| 携帯決済(キャリア決済) | クレジットカード不要。月々のスマホ料金と合算して支払える。 | 対応キャリア(ドコモなど)との契約が必要。 | 対応キャリアとの契約、Amazonアカウントへの支払い方法登録 |
NTTドコモ、au、ソフトバンクなどの携帯決済(キャリア決済)を利用して、毎月のスマホ料金とKindle Unlimitedの料金を合算して支払うことができます。
普段利用している携帯キャリアの請求システムを使うため、新たにクレジットカード情報などを入力する必要がなく、手軽で安心感のある支払い方法です。
携帯決済を初めてAmazonアカウントに登録する際には、キャリアによる本人認証のため、Wi-Fi接続をオフにし、モバイルデータ通信経由で手続きを行う必要があるります。
Wi-Fi環境のまま設定を進めると認証エラーになることが多いため、この手順は必ず守るようにしましょう。
初回設定時の「Wi-Fiオフ」という点さえ押さえれば、クレジットカードがないユーザーにとって非常に便利な支払い方法です。
あと払い(ペイディ)|翌月にまとめて後払いする

| 支払い方法 | メリット | 注意点 | 利用に必要なもの |
|---|---|---|---|
| あと払い (ペイディ) | クレジットカード不要。支払いを翌月にまとめられる。手数料無料の分割払いも可能。 | 支払い方法によっては手数料が発生する。 | 氏名、メールアドレス、携帯電話番号。Amazonアカウントへの支払い方法登録。 |
メールアドレスと携帯電話番号だけで利用できる後払いサービス「あと払い(ペイディ)」で、Kindle Unlimitedの料金を支払うことができます。
当月に利用した料金を翌月にまとめて支払う仕組みで、クレジットカードがなくても後払いができるため、多くのユーザーに支持されています。
ペイディを利用する上で最も注意すべきは、支払い方法によって手数料が発生する点です。
口座振替であれば手数料は無料ですが、コンビニ払いの場合は最大390円(税込)の手数料がかかります。
月額980円のサービスに対してこの手数料は割高なため、経済性を重視するなら手数料無料の口座振替での支払いを推奨されます。
手軽な後払いサービスですが、支払い方法の選択を誤ると「隠れたコスト」が発生するため、手数料体系を正しく理解した上での利用が重要です。
Amazonギフトカード|バックアップ用のカード登録が必須

| 支払い方法 | メリット | 注意点 | 利用に必要なもの |
|---|---|---|---|
| Amazonギフトカード | クレジットカード不要。 | 残高にチャージが必要。ギフトカード単体では使用不可。 | バックアップ用の支払い方法の登録。 |
Amazonギフトカードの残高でKindle Unlimitedの料金を支払うことは可能ですが、バックアップ用の支払い方法の登録が必須です。バックアップとしては、クレジットカードや携帯決済などが利用できます。
これは、ギフトカード残高が不足した場合でも、バックアップ手段から自動的に請求を行い、サービスが中断されるのを防ぐためのシステム上の仕様です。利用するには、支払い設定画面で「他の支払い方法に請求する前に、可能であれば、Amazonギフト券残高を使用します」にチェックを入れます。
これにより、優先的にギフトカード残高から引き落とされ、残高不足時には差額がバックアップ方法へ請求されます。
コンビニで現金購入できるため、クレジットカードを使いたくないユーザーにとって有効な手段ですが、ギフトカード単体では利用できず必ず他の支払い方法と組み合わせて登録する必要があります。
PayPay|本人確認済みアカウントの「PayPayマネー/ポイント」で支払う

| 支払い方法 | メリット | 注意点 | 利用に必要なもの |
|---|---|---|---|
| paypay | クレジットカード不要。 | paypayで本人確認が必要。利用できるのは「PayPayマネー」と「PayPayポイント」のみ。 | paypayアカウント。Amazonアカウントへの支払い方法登録。 |
PayPayでは、「PayPayマネー」と「PayPayポイント」がKindle Unlimitedの支払いに利用できます。
2022年5月からAmazonでの支払いに対応したため、クレジットカード情報を登録したくないユーザーにとって身近で便利な決済手段となっています。
PayPayは前払い式の決済であるため、月額料金の引き落とし日に残高が不足していると支払いが失敗し、サービスの利用が停止される可能性があります。
これを防ぐには、PayPayアプリのオートチャージ機能を設定したり、請求日前に十分な金額をチャージしたりするなど、計画的な残高管理が重要です。
また、1つのAmazonアカウントに連携できるPayPayアカウントは1つのみです。
手軽に利用できる反面、クレジットカードの自動引き落としとは異なり、ユーザー自身による継続的な残高管理が不可欠な支払い方法です。
Kindle Unlimitedの支払い情報を確認・変更する方法は?
Kindle Unlimitedに登録した支払い情報は、Amazonのアカウントサービスからいつでも確認・変更できます。
ただし、利用するデバイス(PC、スマホアプリなど)によって操作できる範囲が異なるため、注意が必要です。
ここでは、「現在登録している支払い方法の確認手順」と「登録済みの支払い方法を変更する手順」を、それぞれ具体的に解説します。
現在登録している支払い方法の確認手順
現在Kindle Unlimitedに登録している支払い方法は、Amazonの公式サイト(ウェブブラウザ)とAmazonショッピングアプリの両方から確認できます。
ウェブブラウザ(PC/スマホ)での確認手順
- Amazon公式サイトにログインし、「アカウント&リスト」から「メンバーシップおよび購読」へ進みます。
- 契約中サービスの一覧に「Kindle Unlimited」が表示され、現在の支払い方法が記載されているのを確認します。
Amazonショッピングアプリでの確認手順
- アプリを起動し、画面下部の人型アイコンから「アカウントサービス」をタップします。
- 「アカウント設定」の項目内にある「メンバーシップおよび購読」をタップします。
- ウェブブラウザと同様に、契約中のサービス一覧画面でKindle Unlimitedの支払い方法を確認できます。
登録済みの支払い方法を変更する手順
Kindle Unlimitedの支払い方法の変更は、PCまたはスマートフォンのウェブブラウザからのみ可能です。
Amazonショッピングアプリ上では変更手続きができないため注意してください。
ウェブブラウザ(PC/スマホ)での変更手順
- Amazon公式サイトにログインし、「アカウント&リスト」から「メンバーシップおよび購読」へ進みます。
- Kindle Unlimitedの項目にある「Kindle Unlimitedの設定」というリンクをクリックします。
- 「メンバーシップを管理」というセクション内にある「お支払い設定を編集」または「更新」をクリックします。
- Amazonアカウントに登録済みの支払い方法一覧から希望の方法を選択するか、新しい支払い方法を追加します。
- 最後に「登録する」をクリックして変更を完了させます。
支払い方法の変更ができない場合は、アプリではなくブラウザで操作しているか確認しましょう。
また、Amazonのアカウント設定には、都度購入する「Kindle本」の支払い設定と、月額サービスの「Kindle Unlimited」の支払い設定が別々に存在します。
片方を変更しても、もう一方は変更されないため注意が必要です。
Kindle Unlimitedの支払いに関するよくある質問
Kindle Unlimitedの支払いに関して、多くのユーザーが疑問に思う点をQ&A形式でまとめました。
支払いエラーが発生した場合の対処法、Amazonポイントやコンビニ払いが利用できるか、また料金の引き落とし日はいつになるか、といった頻出の質問にお答えします。
支払い時にエラーが出た場合の対処法を教えてください。
支払いエラーは、個々のアカウント状況(登録した決済手段の有効期限切れや残高不足など)に依存するため、個別の確認が必要です。
支払いエラーの解決プロセスは、ユーザー個別の決済手段や契約状況に密接に関連する情報です。
エラーに関する情報は、Amazonの一般的なヘルプページではなく、ユーザーがログインした後の「アカウントサービス」内にある「メンバーシップおよび購読」といった、当該サブスクリプションを直接管理する専用ページで確認して対処しましょう。
料金の引き落とし日はいつになりますか?
Kindle Unlimitedの料金の「引き落とし日(請求日)」は、全ユーザーで一律に決まっているわけではなく、個別に設定されています。
そのため、一般的なヘルプガイドなどには記載されていません。
引き落とし日は、通常、各ユーザーがサービスに登録した日(または無料体験が終了した日)を起算日として決定されます。
これはユーザーごとに異なる契約情報であるためです。
あなたの正確な引き落とし日(次回の請求日)や、登録中の支払方法を確認するには、Amazonアカウントへのログインが必要です。
料金の引き落とし日や次回の請求予定日を知りたい場合は、ご自身の「メンバーシップおよび購読」ページで直接確認してください。
【補足】Kindle Unlimitedのサービス概要と料金プラン

| サービス名 | 対応 雑誌数 | 1ヶ月あたり料金(税込) | 無料期間 |
|---|---|---|---|
| Kindle Unlimited | 非公開 | 980円 | 30日間 |
Kindle Unlimitedは、月額980円(税込)で500万冊以上の電子書籍が読み放題になるAmazonのサービスです。Amazonアカウントを持っていれば、プライム会員でなくても利用できます。
また、Kindle Unlimitedは30日間の無料体験が利用できます。
無料体験とは別に、「2ヶ月99円」や「3ヶ月無料」といった、さらにお得な割引キャンペーンが実施されることもあります。
特別な割引キャンペーンの対象になっているかを確認するには、Kindle Unlimitedの公式サイトにアクセスし、自身のアカウントでログインして表示されるオファー内容を確認する必要があります。
自分に合った支払い方法でKindle Unlimitedを始めよう

本記事では、Kindle Unlimitedで利用できる支払い方法についてご紹介しました。
Kindle Unlimitedでは、クレジットカード以外にも携帯決済、あと払い(ペイディ)、PayPayなど6種類の支払い方法に対応しています。AmazonギフトカードやPayPayを利用する際は、バックアップ用の支払い方法の登録や残高管理が必須となるため注意が必要です。
また、支払い方法の確認はアプリからも可能ですが、変更手続きはWebブラウザからのみ行えます。ぜひ本記事を参考に、ご自身の状況に合った支払い方法を選び、Kindle Unlimitedの利用を開始してみてください。
