「Kindle Unlimitedはやめとけ」という評判を目にして、サービスの利用を迷っていませんか。
そのネガティブな評判は、実は一部のユーザーの読書スタイルとのミスマッチが原因かもしれません。
本記事では「読みたい本がない」「元が取れない」といった5つの評判の真相を、サービスの仕様やデータに基づいて徹底解説します。
目次
【最初に結論】Kindle Unlimitedの「やめとけ」という評判を鵜呑みにするのは早い
インターネットの口コミや知恵袋などで見られる「Kindle Unlimitedはやめとけ」という評判を信じるのは早いかもしれません。
批判的な意見の多くは、ユーザーの期待とサービスが提供する価値との間に生じる「ミスマッチ」が原因です。
Kindle Unlimitedという名称は「無制限」を意味するため、全ての電子書籍が読み放題だと期待されがちです。
しかし実際は500万冊以上の膨大なライブラリから厳選された本が対象で、この期待とのギャップが不満の根源となっています。
例えば、特定のベストセラーや人気漫画の最新刊だけを読みたい人には、月額980円は割高に感じられるでしょう。
一方で、月に一冊でも高価なビジネス書を読む人や、未知の本と出会いたい多読家には、非常に高いコストパフォーマンスを提供します。
このように、Kindle Unlimitedの価値は読書スタイルで大きく変わります。
この記事では「やめとけ」と言われる理由を分析し、サービスがあなたに合うか客観的に判断する材料を提供します。
Kindle Unlimitedが「やめとけ」「おすすめしない」と言われる5つの評判とその真相は？
Kindle Unlimitedには「読みたい本がない」「月額料金の元が取れない」など、ネガティブな評判があるのも事実です。
しかし、その評判の多くは、サービスの特性や意図を誤解していることから生じている可能性があります。
ここでは、SNSやレビューサイトでよく見られる5つの具体的な評判をピックアップし、サービスの仕様やデータに基づいて、それぞれの真相を一つひとつ丁寧に解説していきます。
評判1：「読みたい本、特に人気漫画が少ない」という評判
「読みたい本がない」という評判は、サービスの特性を「いつでも最新作が読める書店」と捉えている場合に生じる誤解です。
実際には、話題のベストセラーは少ないものの、500万冊以上の膨大な蔵書があり、過去の名作や特定ジャンルの作品群は非常に充実しています。
Kindle Unlimitedのライブラリ構成は、Amazonの意図的なビジネス戦略に基づいています。
もし全ての新作ベストセラーを読み放題にすると、利益率の高い個別販売の機会を失ってしまいます。
そのため、サービスの中心は、過去の名作（バックカタログ）やインディーズ作家の書籍を収益化する「ロングテール戦略」に置かれています。
これはサービスの欠陥ではなく、計算されたビジネスモデルなのです。
例えば、Kindle Unlimitedで読める本が少ないと感じる要因として、以下のような人気作品が読み放題の対象外であることが挙げられます。これらは別途購入する必要があります。
- 『キングダム』
- 『【推しの子】』
- 『呪術廻戦』
- 『ONE PIECE』
一方で、以下のような完結済みの名作シリーズは全巻楽しむことができます。
- 『ラブひな』（全14巻）
- 『海猿 完全版』（全12巻）
- 『殺し屋1』（全10巻）
また、『人は話し方が9割』のように、過去にベストセラーが読み放題の対象になった例もあります。
結論として、「人気漫画が少ない」という点は事実ですが、それはサービスの意図的な設計によるものです。
話題作を追いかけるのではなく、過去の名作や未知の作品との出会いを求める「デジタル図書館」として活用することで、サービスの真価を発揮できます。
評判2：「月額980円は元が取れない」という評判
月額980円で元が取れるかどうかは、完全に個人の読書スタイルに依存します。
月に1〜2冊以上本を読む多読家にとっては非常にコストパフォーマンスが高い一方、あまり本を読まない人や最新のベストセラーしか読まない人には割高に感じられる可能性があります。
サービスの価値を判断するために、料金体系と他のサービスとの比較を見てみましょう。
【サービス比較表】
| 比較ポイント | Kindle Unlimited | Prime Reading | 楽天マガジン |
|---|---|---|---|
| 1ヶ月あたり料金（税込） | 980円 | プライム会費 （月額600円）に含まれる | ・楽天モバイル契約者：339円/月～ ・楽天モバイル契約者以外：458円/月～ |
| 雑誌タイトル数 | 非公開 (全体の書籍数500万冊以上) | 約1,000冊 | 2500誌以上 |
| 同時利用上限 | 20冊 | 10冊 | 公式サイトに記載なし |
| 無料体験期間 | 30日間 | なし | 31日間 |
| ポイント連携 | Amazonポイントでの支払い不可 | なし | 楽天ポイントが貯まる・使える |
まず、Kindle Unlimitedの月額料金は980円です。一般的なビジネス書（約1,500円）なら月に1冊、漫画（約600円）なら月に2冊読めば、料金の元が取れる計算になります。
また、初回登録者向けの30日間無料体験や、「2ヶ月99円」といったキャンペーンが開催されることもあります。
Prime Readingは、Amazonプライム会員向けの「お試し版」という位置づけであり、蔵書数でKindle Unlimitedの代替にはなりません。
一方で、雑誌だけを読むなら楽天マガジンの方が安価でラインナップも豊富です。
Kindle Unlimitedの強みは、雑誌に加えて500万冊以上の書籍や漫画も同じ料金で楽しめる「複合的な価値」にあります。
したがって、「元が取れない」という評判は、読書量が少ないユーザーにとっては事実です。
しかし、多様なジャンルの本を月に数冊読むユーザーであれば、月額980円は十分に元が取れる価格設定と言えるでしょう。
評判3：「読みたい本を探しにくい」という評判
「探しにくい」という評判は、通常のAmazonの検索機能を使うと有料の本と読み放題の本が混ざって表示されるために起こります。
しかし、簡単なフィルター機能を使えば、読み放題対象の本だけを効率的に探すことが可能です。
まず、Kindle Unlimited対象のタイトルには、価格の代わりに「読み放題で読む」と表示され、特別なロゴが付いているのが目印です。
デバイスごとの手順は以下の通りです。
- ウェブブラウザ（PC・スマホ）での探し方
- Kindle Unlimitedのトップページにアクセスし、専用の検索バーを使う。
- または、通常の検索後、検索結果ページの絞り込みメニューから「読み放題対象タイトル」にチェックを入れる。
- Amazonショッピングアプリでの探し方
- 検索バーで「Kindle Unlimited」と検索し、専用ページにアクセスする。
- または、通常の検索後、「絞り込み」ボタンをタップし、「読み放題対象タイトル」を選択する。
- Kindleアプリでの探し方
- 下部メニューの「カタログ」または「ストア」を開く。
- キーワードで検索した後、「フィルタ」ボタンをタップし、「Kindle Unlimited」を選択する。
このように、各デバイスに用意されている専用ページやフィルター機能を活用すれば、読み放題対象作品を簡単に見つけ出せます。
おすすめの中から読み放題対象外のものを表示しないように設定することも可能です。
デフォルトの検索機能が不便なのは、有料の本の購入機会も同時に提供するというAmazonの意図的な設計である可能性を理解し、フィルター操作を習慣づけることが快適な利用の鍵となります。
評判4：「雑誌の配信が遅い・ラインナップが微妙」という評判
「雑誌のラインナップが微妙」という評判は、雑誌読み放題の専門サービスと比較した場合の評価です。
Kindle Unlimitedは書籍や漫画も読める総合サービスとしては、主要な人気雑誌を幅広くカバーしており、十分なラインナップと言えます。
「配信が遅い」点については、公式な情報がなく、雑誌によって異なるため一概には言えません。
Kindle Unlimitedでは、以下のような主要ジャンルの人気雑誌が読み放題の対象です。
- 週刊誌: 『FRIDAY』『週刊FLASH』『週刊SPA!』など
- ビジネス・経済誌: 『週刊東洋経済』『週刊エコノミスト』など
- 女性ファッション誌: 『Oggi』『CanCam』『VERY』『CLASSY.』など
- 男性ファッション・ライフスタイル誌: 『POPEYE』『Begin』『Safari』など
- モノ・ガジェット誌: 『MONOQLO』『DIME』『家電批評』など
しかし、Kindle Unlimitedは月額980円で書籍や漫画も楽しめるため、「雑誌も読みたいが、専門サービスを契約するほどではない」というユーザーにとっては、むしろコストパフォーマンスの高い選択肢となります。
結論として、雑誌を読むことが主目的で、量と安さを最優先するなら他のサービスが適しています。
一方で、書籍や漫画を中心に楽しみつつ、幅広いジャンルの雑誌もつまみ読みしたい、というニーズにはKindle Unlimitedのラインナップが最適です。
評判5：「ダウンロード上限が20冊は少ない」という評判
同時に利用できる本が20冊までという上限は事実であり、特に巻数の多い漫画シリーズを読む際には不便に感じることがあります。
Yahoo!知恵袋などでも、この仕様が「ひどい」という声や、「やめとけ」「おすすめしない」と言われる理由の一つとして挙げられています。
しかし、これはコンテンツを無制限に溜め込むことを防ぎ、サービスが「所有」ではなく「貸出・返却」を伴う図書館モデルであることを示すための意図的な制約です。
この上限は、単なる技術的な制約ではありません。もし上限がなければ、ユーザーは際限なく本をダウンロードし、サーバーに負荷をかける可能性があります。
上限を設けることで、「図書館から本を借りている」という感覚を促し、サービスの利用モデルを明確化する狙いがあります。
なお、この上限はかつて10冊でしたが、ユーザーの利便性を考慮して現在の20冊に緩和された経緯があります。
20冊の上限は、あくまで「同時にライブラリに保持できる数」であり、月に20冊しか読めないという意味ではありません。
21冊目を読みたくなった場合は、以下の簡単な手順で既存の本を1冊「返却」する必要があります。
- 能動的な返却: Kindleアプリのライブラリで、返却したい本の表紙を長押しし、「本の利用を終了」を選択する。
- 受動的な返却: ライブラリが上限の状態で新しい本をダウンロードしようとすると、返却する本を選択する画面が表示されるので、そこから1冊選ぶ。
したがって、「上限20冊が少ない」という評判は、特にシリーズものを一気読みしたいユーザーにとっては妥当な指摘です。
しかし、その背景にあるサービスの意図を理解し、簡単な返却操作に慣れることで、ストレスなくサービスを利用することは十分に可能です。
評判だけではわからない｜Kindle Unlimitedが本当におすすめな人の特徴
| サービス名 | 対応 雑誌数 | 1ヶ月あたり料金（税込） | 無料期間 |
|---|---|---|---|
| Kindle Unlimited | 非公開 | 980円 | 30日間 |
「Kindle Unlimitedは自分に合わないかも」と感じている方もいるかもしれません。しかし、特定の読書スタイルを持つ人にとっては、月額980円以上の価値があるサービスです。
評判だけでは見えてこない、Kindle Unlimitedを最大限に活用できる5つのユーザータイプを具体的に解説します。ご自身の読書習慣と照らし合わせながら、あなたにとって最適なサービスか判断してみてください。
月に2冊以上、幅広いジャンルの本を読む人
月に2冊以上、ジャンルを問わずに本を読む人は、Kindle Unlimitedの月額料金980円（税込）の元を簡単に取れるため、おすすめです。
サービスの価値は、購読料が実際に読んだコンテンツの市場価格を下回った瞬間に明確になります。
書籍の価格はジャンルによって異なりますが、月額料金はすぐに回収できる価格設定になっています。
市場価格は、ビジネス書や小説で1冊1,000円〜1,500円程度、漫画は1冊約600円、雑誌は700円〜1,500円以上が一般的です。
そのため、月にビジネス書を1冊、あるいは漫画を2冊読めば、それだけで月額料金の元が取れる計算になります。
例えば1,500円のビジネス書を1冊読んだ後、追加料金なしでファッション誌の『POPEYE』やテクノロジー誌の『Mac Fan』なども楽しめます。
このように、さまざまなジャンルの本を読む人にとって、Kindle Unlimitedは非常にコストパフォーマンスが高いサービスです。
新しい本や著者との「偶然の出会い」を楽しみたい人
特定のジャンルに固執せず、未知の作品や作家との「偶然の出会い」を知的好奇心から楽しみたい人にとって、Kindle Unlimitedは最適なプラットフォームです。
500万冊以上という膨大なカタログは、文学、ビジネス、趣味、漫画、雑誌など極めて広範なジャンルを網羅しています。
月額定額制のため、普段なら購入をためらうような分野の本でも、金銭的・心理的なリスクを感じることなく気軽に試せます。
このサービスは、読書体験を「計算された購入」から「摩擦のない探求」へと変えてくれます。
例えば、世界的に有名なファンタジー小説『ハリー・ポッター』シリーズ全巻を読破した直後に、実際の事件を追ったノンフィクション『つけびの村』に手を伸ばすといった、ジャンルを自由自在に横断する読書が追加コストなしで可能です。
漫画は「お試し読み」で活用したい人
最新の人気漫画を全巻読破したい人には不向きですが、新しい作品を発見するための「お試し読み」の場として活用したい人には価値のあるサービスです。
多くの人気連載漫画は、プロモーション目的で最初の数巻のみが読み放題の対象となっているケースが多いためです。
これは全巻を一気に読みたい読者にとってはデメリットですが、様々な作品の冒頭を読んでみて、本当に気に入ったものだけを購入するという使い方をしたい読者にとってはメリットとなります。
例えば、『金色のガッシュ！！』は全16巻中9巻まで、『ゆるキャン△』は全15巻中6巻までが読み放題対象です（調査時点）。これらの作品を試しに読んでみて、続きが気になれば購入を検討するという使い方ができます。
一方で、『ブラックジャックによろしく』のような完結済みの名作が全巻対象になっていることもあり、自分のお気に入り作品を探す場として活用できます。
雑誌も読みたいが専門サービスは不要な人
雑誌も読みたいけれど、雑誌専門の読み放題サービスに加入するほどではない、という人にとって、Kindle Unlimitedは書籍や漫画も楽しめる「オールインワン」サービスです。
Kindle Unlimitedは、120万誌以上という充実した雑誌ラインナップを誇ります。
楽天マガジンやdマガジンといった雑誌専門サービスと比較すると月額料金は高いですが、その価格には膨大な書籍・漫画カタログへのアクセス権も含まれています。
紙の雑誌を2冊購入すれば、月額980円を超えるケースは珍しくありません。
例えば、『Casa BRUTUS』（約900円）と『趣味の文具箱』（約1,441円）を両方読みたい場合、個別購入では2,300円以上かかりますが、Kindle Unlimitedなら月額980円で済みます。
さらに、ビジネス誌『週刊エコミスト』やライフスタイル誌『POPEYE』など、他のジャンルの雑誌や書籍も楽しめるため、コストパフォーマンスは非常に高いといえるでしょう。
ビジネス書や実用書を費用を気にせず多読したい人
自己投資やスキルアップのために、費用を気にせずビジネス書や実用書を多読したい人にとって、Kindle Unlimitedはコスト効率の高い「専門図書館」として機能します。
ビジネス・経済分野だけでも20,000タイトル以上の蔵書があり、多くのベストセラーや話題書が読み放題の対象です。これらの書籍は1冊あたりの単価が高く、1,000円を超えることも多いため、月に1冊読むだけで月額料金の元が取れてしまいます。
例えば、生産性向上の名著として知られる『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』や、多くのビジネスパーソンに読まれている『コンサル一年目が学ぶこと』といったベストセラーが読み放題です。
さらに、金融知識が学べる『漫画 バビロン大富豪の教え』や、ChatGPTのような最新ITツールの解説書まで、幅広い分野の知識を定額で吸収できます。
Kindle Unlimitedが合わない場合の代替サービス
Kindle Unlimitedは魅力的なサービスですが、あなたの読書スタイルによっては、もっと最適な選択肢があります。
特に「たくさんの雑誌をとにかく安く読みたい」と考えているなら、Kindle Unlimitedよりもコストパフォーマンスに優れたサービスが存在します。
ここでは、雑誌愛好家におすすめの代替サービスとして「楽天マガジン」を徹底比較し、その魅力をご紹介します。
雑誌をコスパ良く読みたいなら楽天マガジン
| サービス名 | 対応 雑誌数 | 1ヶ月あたり料金（税込） | 無料期間 |
|---|---|---|---|
| 楽天マガジン | 2500誌以上 | ・楽天モバイル契約者：339円/月～ ・楽天モバイル契約者以外：458円/月～ | 31日間 |
雑誌をコストパフォーマンス良く楽しみたいなら、Kindle Unlimitedよりも楽天マガジンがおすすめです。
主な理由は「料金の安さ」と「雑誌のラインナップ数」にあります。
楽天マガジンの年額プランは実質月額約458円と、Kindle Unlimitedの月額980円の半額以下です。
Kindle Unlimitedのデメリットとして挙げられる「読める本が少ない」という点も、雑誌に限れば楽天マガジンは2,500誌以上と、Kindle Unlimitedの7倍以上の品揃えを誇ります。
さらに、楽天ポイントが支払いに使えるため、実質的なコストをより抑えることも可能です。
以上の理由から、料金、雑誌の品揃え、そして楽天ポイント連携といった複数の観点で、雑誌をメインに楽しみたいユーザーにとっては楽天マガジンがより適したサービスと言えます。
Kindle Unlimitedに関するよくある質問
Kindle Unlimitedの利用を検討する中で、解約手続きの簡単さや、解約後にダウンロードした本がどうなるのかは気になるポイントです。
ここでは、これらのよくある質問について、公式情報をもとに分かりやすく解説します。
解約（退会）方法は簡単ですか？
Kindle Unlimitedの解約は、ウェブブラウザから以下の手順で簡単に行えます。KindleアプリやAmazonショッピングアプリからは手続きできない点に注意が必要です。
- Amazon公式サイトの「Kindle Unlimited会員登録を管理」ページにアクセスし、サインインします。
- 「Kindle Unlimited会員登録をキャンセル」を選択します。
- 最終確認画面で「メンバーシップを終了する」ボタンをクリックして完了です。
手続きが完了すると、登録メールアドレスに確認メールが届きます。
また、手続き後もすぐにサービスが利用できなくなるわけではなく、次回の請求日までは引き続きKindle Unlimitedを利用できます。
解約したらダウンロードした本はどうなりますか？
解約手続き後も会員期間の終了日までは読み放題対象の本を読むことができますが、期間が終了すると利用できなくなります。
一方で、別途料金を支払って購入したKindle本は、解約後も問題なく読めます。
Kindle Unlimitedは、本の「所有権」を販売するサービスではなく、月額料金で本の「アクセス権」を期間限定で貸し出すレンタルサービスだからです。
会員期間が終了すると、このアクセス権が失効するため、読み放題対象として利用していた本は読めなくなります。
例えば、会員期間の終了日を迎えると、それまでダウンロードしていた読み放題対象の本はライブラリから自動的に削除（返却）される可能性があります。
ただし、読み放題で読んでいた本に付けたメモやハイライトは、Amazonのシステム上に保存されています。そのため、将来的にKindle Unlimitedに再契約したり、同じ本を個別に購入したりした場合には、それらのデータが復元され、再び表示されます。
結論として、Kindle Unlimitedで利用していた本は「借り物」であるため、会員期間が終了すれば読めなくなります。
解約後も手元に残したい本がある場合は、会員期間が終了する前に別途購入する必要があります。
まとめ
本記事では、Kindle Unlimitedが「やめとけ」と言われる評判の真相についてご紹介しました。「読みたい本がない」などの評判は、ユーザーの期待とサービスの仕様とのミスマッチが主な原因です。
実際には、月にビジネス書を1冊以上読む人や、未知の本との出会いを求める多読家にとっては、非常にコストパフォーマンスが高いサービスと言えます。
評判の真相を理解し、まずは30日間の無料体験から自分に合うか試してみてはいかがでしょうか。
【サービス比較表】
| 比較ポイント | Kindle Unlimited | Prime Reading | 楽天マガジン |
|---|---|---|---|
| 1ヶ月あたり料金（税込） | 980円 | プライム会費 （月額600円）に含まれる | ・楽天モバイル契約者：339円/月～ ・楽天モバイル契約者以外：458円/月～ |
| 雑誌タイトル数 | 非公開 (全体の書籍数500万冊以上) | 約1,000冊 | 2500誌以上 |
| 同時利用上限 | 20冊 | 10冊 | 公式サイトに記載なし |
| 無料体験期間 | 30日間 | なし | 31日間 |
| ポイント連携 | Amazonポイントでの支払い不可 | なし | 楽天ポイントが貯まる・使える |
