週刊誌を無料で読むのは違法？危険なサイトのリスクと安全な読み放題サービス6選

アプリの機能性・使いやすさ重視なら「dマガジン」

雑誌数と、快適に利用できる利便性を重視するなら「dマガジン」が有力な候補です。

取り扱い雑誌数は2400誌以上とニッチな専門誌や趣味の雑誌まで見つかる可能性が高いのが最大の強みです。

ジャンル分けも細かく、記事単位で検索できる機能も充実しているため、読みたい情報へすぐにアクセスできます。 また、1つのアカウントで最大10台のデバイスを登録できる点も大きな特徴です。

通勤電車ではスマートフォンで手軽に、自宅ではタブレットの大画面でじっくりと、職場の休憩時間にはPCで、といったように、生活のあらゆる場面で利用環境をスムーズに連携させることができます。

書籍や漫画がメインなら「Kindle Unlimited」

読書の中心が雑誌ではなく、書籍や漫画であり、その上で雑誌も楽しみたい方には「Kindle Unlimited」が合っています。

月額980円で、雑誌だけでなく500万冊を超える書籍、漫画、専門書、洋書といった膨大なライブラリにアクセスできる、総合的な読み放題サービスだからです。

 雑誌のラインナップは他の特化型サービスに劣るものの、『週刊現代』や『週刊実話』など、他では読めない一部の週刊誌が含まれている点が特徴です。

雑誌はあくまでラインナップの一部であり、このサービスの真価は、書店で数千円するような専門書やベストセラー小説、話題の漫画まで幅広く楽しめる点にあります。

月に1,500円のビジネス書を1冊読むだけで元が取れてしまう計算になり、知的好奇心が旺盛なユーザーにとっては非常にコスパが高いと言えます。

危険な海賊版サイトで写真集などを探す必要もなく、安全に幅広いジャンルの読書を思う存分楽しみたいなら、最有力候補となるでしょう。

動画も楽しみたいなら「U-NEXT」

雑誌の購読に加えて、映画やドラマ、アニメといった動画コンテンツも一つのサービスで満喫したいなら「U-NEXT」が選択肢になります。

国内有数の動画配信サービスを主軸としながら、パッケージの一部として150誌以上の雑誌読み放題機能を提供しているため、エンタメ全般を一つのアプリで完結させたいユーザーに適しています。

 月額2,189円という料金だけを見ると高額に思えるかもしれませんが、毎月1,200円分のポイントがもらえます。

このポイントは、最新映画のレンタルや、読み放題の対象外となっている漫画・書籍の購入に活用できます。

つまり、実質的な月額料金は約989円と考えることもでき、その上で320,000本以上の動画が見放題になるため、総合的な満足度は非常に高いです。

【31日間無料＋毎月1,200ポイント付与】U-NEXTでで週刊誌を読む

雑誌と漫画を両方楽しみたいなら「ブック放題」

「雑誌も読みたいけど、漫画も好き」という方は、両方をバランス良く手頃な価格で楽しめる「ブック放題」です。

月額550円という価格で、800誌以上の雑誌と65000冊以上の漫画の両方を提供している点が最大の特徴です。

『週刊実話』のような、他の主要サービスでは扱いの少ない実話系雑誌が含まれているのもポイントです。 

漫画のラインナップには、過去の名作や完結済みの作品が多く含まれており、気になっていた作品を一気読みしたいというニーズに応えます。

Kindle Unlimitedほどの膨大な書籍は必要ないけれど、雑誌だけでは物足りない、というユーザー層にうまく合致するサービスです。

ただし、この価格を実現するために、一部のコンテンツは絞り込まれており、『週刊新潮』はラインナップに含まれていません。

安く少しの雑誌を読みたいなら「ブックパス」

機能やコンテンツ量よりも、とにかく月々の支払いを1円でも安く抑えることを最優先するなら「ブックパス」です。

月額418円（税込）で利用できる「マガジンコース」が、今回調査した全サービスの中で特に安価なプランです。

auが提供するサービスですが、auユーザーでなくても利用可能です。雑誌のラインナップは300誌以上と他社よりは少なく、『週刊新潮』も含まれていません。

しかし、「総合コース」（月額618円）にアップグレードすれば、漫画や書籍なども読み放題の対象となり、利用の幅を広げることもできます。

まずは最低限のコストで雑誌の読み放題を試してみたい、という入門用として適しています。

週刊誌を無料で読める違法サイトは危険！知っておくべき3つのリスク

公式サービスが安全な一方で、安易に無料の違法サイトを利用すると、どのような危険があるのでしょうか？ここでは、特に知っておくべき3つのリスクを解説します。

リスク1：2021年の法改正で「犯罪」に！違法ダウンロードの刑事罰

かつてはグレーゾーンと見なされることもあった違法ダウンロードですが、法律の改正により、今では犯罪行為とされています。

刑事罰の対象となる行為とは？
2021年1月1日に施行された改正著作権法により、違法にアップロードされたと知りながら、漫画や雑誌などをダウンロードする行為は、刑事罰の対象となりました。

ただし、一度間違えてダウンロードしてしまっただけで、すぐに罰せられるわけではありません。刑事罰が適用されるには、以下の3つの条件をすべて満たす必要があります。

• 違法なサイトだと知っていること
• 有料で販売されている作品だと知っていること
• 継続的・反復的にダウンロードしていること（常習性）

特に重要なのが3番目の「常習性」です。毎週のように発売される週刊誌を読むために、繰り返し海賊版サイトにアクセスする行為は、この要件に合致する可能性が高くなります。

罰則内容
上記の条件を満たした場合の罰則は、「2年以下の懲役もしくは200万円以下の罰金、またはその両方」と定められています。また、この罪は「親告罪」であるため、著作権を持つ出版社などが告訴しなければ起訴されることはありません。

しかし、権利者団体は悪質な利用者に対しては厳しい措置を取る姿勢を示しており、決して安心はできません。

違法にならない例外
もちろん、すべてのダウンロードが違法となるわけではありません。例えば、数十ページある雑誌の数コマといったごく一部のダウンロードや、ファンが作成した二次創作物などは罰則の対象外です。

重要なのは、違法性を認識しながら常習的に利用することが、最もリスクの高い行為であるという点です。

リスク2：ウイルス感染や個人情報漏洩の温床

海賊版サイトがもたらすリスクは、法的なものだけではありません。より直接的な脅威が、サイバーセキュリティ上の危険です。これらのサイトは、利用者の安全を守る気などなく、むしろ利用者を搾取の対象と見ています。

具体的な脅威

• マルウェア・ランサムウェア感染
  サイト内の不正な広告やダウンロードファイルを通じて、PCやスマートフォンがウイルスに感染します。特に悪質な「ランサムウェア」に感染すると、端末内の全データが暗号化され、復旧のために高額な身代金を要求されることもあります。
• フィッシング詐欺と個人情報窃取:
  正規のサービスを装った偽の入力フォームなどを表示させ、ID、パスワード、クレジットカード情報といった重要な個人情報を盗み出します。盗まれた情報は、さらなる犯罪に悪用される危険があります。

政府広報や警察庁も、これらのリスクについて明確に警告しています。海賊版サイトにとって無料コンテンツは、利用者の個人情報という高価な資産を盗むための「罠」であると言えます。

リスク3：意図せず犯罪に加担する可能性

海賊版サイトを「閲覧するだけ」でも、知らず知らずのうちに犯罪的な仕組みを支え、自らのデバイスを犯罪の踏み台にされる危険があります。

犯罪組織への資金提供
多くの海賊版サイトは、広告収入で運営されています。あなたがサイトを訪問し、広告が表示されるだけで、運営者に収益が発生します。つまり、あなたのアクセスが、著作権侵害という違法行為を支える資金源となってしまうのです。

デバイスの不正利用

• クリプトジャッキング
  サイトに埋め込まれたプログラムが、PCやスマホの計算能力を勝手に使い、仮想通貨を生み出して攻撃者の利益にします。デバイスの動作が急に遅くなったり、バッテリーの消耗が激しくなったりしたら、この被害を疑う必要があります。
• クリックジャッキング
  見えないボタンをページに重ねる手口です。あなたが正規のボタンを押したつもりが、実際には不正なリンクをクリックさせられ、意図せずマルウェアをダウンロードさせられるなどの被害に遭います。

無料のコンテンツの裏で、利用者は「被害者」であると同時に、犯罪を支える「加担者」という役割を担わされているのです。

【結論】週刊誌を安全に無料で読むなら、読み放題サービスの「無料期間」一択

リスクを避けるためにも、雑誌読み放題サービスがおすすめです。そのメリットを再確認しましょう。

• 違法性やウイルスリスクが一切ない
  出版社から正式に許諾を得て運営されているため、法律違反やセキュリティの心配なく、安心して利用できます。
• 公式配信ならではの高画質:
  出版社提供の正規データなので、文字や写真が鮮明です。不鮮明な画像やページの欠落といった、海賊版サイト特有のストレスとは無縁です。
• 無料期間中の解約で料金は一切かからない
  多くのサービスには約1ヶ月の無料期間があり、期間内に解約すれば料金は発生しません。金銭的なリスクなく、サービスを試すことができます。

結論として、週刊誌を無料で読むために違法サイトを利用することはリスクが高すぎます。読み放題サービスが提供する安全な「無料期間」を活用すれば費用をかけずに週刊誌を楽しめます。

各サービスの比較表や特徴を参考に、あなたに最適なサービスを見つけて快適な読書ライフをお楽しみください。

【対応雑誌数・月額料金まとめ】