
「ブックパスで雑誌を読んでいたら、楽しみにしていたグラビアにモザイクがかかっていてガッカリ…」 「このモザイク、どうにかして消せないの?」
ブックパスを利用している多くの方が、このような経験をしているのではないでしょうか?
結論からお伝えすると、ブックパスのモザイクはサービスの「仕様」であり、ユーザーが解除することはできません。
しかし、諦める事はありません。なぜモザイクがかかるのかという理由を正しく理解し、本記事が紹介する代替サービスを選べば、ストレスなくグラビアの袋とじまで楽しむことができます。
目次
【結論】ブックパスのモザイクは仕様で解除不可!その理由を解説
「仕様だから」と言われても、なぜそんな面倒な仕様になっているのか気になりますよね!
ブックパスのモザイク表示は、バグや一時的な不具合ではありません。そこには、電子書籍業界が抱える以下の理由があります。
理由1:不具合ではなく「サービスの公式な仕様」
まず大前提として、モザイク表示はブックパスが意図的に実装している公式な仕様です。
ブックパスのモザイクはユーザーが介入できないサービスの根幹に関わる仕様であり、解除はできません。
理由2:「著作権・肖像権」と「低価格なビジネスモデル」が原因
では、なぜわざわざモザイクを入れるのでしょうか。その根本的な理由は、「権利」と「お金」の問題です。
雑誌の写真の権利は複雑で、全てのデジタル配信許可を得ると高額になります。
月額料金を安く維持するため、一部の写真にモザイクをかけてコストを削減しています。
理由3:他の多くの雑誌読み放題サービスも同じ問題を抱えている
「ブックパスだけがダメなのか」と思うかもしれませんが、実はこの閲覧制限は業界全体の標準的な対応です。
以下の表は、各サービスの公式発表をまとめました。
サービス名 | 紙媒体との相違に関する公式言及 |
---|---|
ブックパス | 公式サイトに記載なし |
U-NEXT | あり「紙媒体の内容ページ数とは異なる場合があります」 |
楽天マガジン | あり「紙の雑誌と閲覧できるページ・内容が異なる場合があります」 |
dマガジン | あり「紙版の誌面とは閲覧できる記事および内容等が異なる場合があります」 |
ブック放題 | あり「著作権等の都合により、一部非表示になる記事や写真があります |
Kindle Unlimited | 公式サイトに記載なし(※理由は後述) |
このように、NTTドコモ(dマガジン)や楽天グループ(楽天マガジン)と大手キャリアが運営するサービスでさえ、同様の制限を仕様として採用しています。
これは、個々のサービスが劣っているのではなく、日本のデジタル雑誌市場の標準的な対応策です。
あなたに合うのはどれ?目的別・代替サービス徹底比較
ブックパスのモザイクが解除できない理由はご理解いただけたかと思います。
では、その上で「やっぱりモザイクなしで楽しみたい!」という方は、他のサービスへの乗り換えを検討しましょう!
ここでは、あなたの目的に合わせて最適なサービスを選べるよう、5つのサービスを徹底比較します。
【モザイクなし最優先なら】Kindle Unlimited

ビス名 | マスキング状況 | 1ヶ月あたり料金(税込) | 全体の書籍数 | 無料期間 |
---|---|---|---|---|
Kindle Unlimited | なし | 980円 | 500万冊以上(成人向け書籍7万冊以上・タレント7000冊以上) | 30日間 |
- こんな人におすすめ!
- とにかくモザイクなしでグラビアや袋とじを読みたい
- 雑誌だけでなく、様々なジャンルの本を読みたい
- 成人向け専用カテゴリーを楽しみたい
ブックパスのモザイク問題を根本的に解決したい場合、現状ではKindle Unlimitedが唯一無二の選択肢です。
その理由は、ビジネスモデルの違いにあります。ブックパスなどが自社で権利処理を行いコンテンツを配信するのに対し、Kindle UnlimitedはAmazonで販売している書籍をそのまま配信できるため、無修正で楽しめるのです。
「週刊大衆」「週刊アサヒ芸能」「FLASH」「FRIDAY」といった主要なグラビア掲載週刊誌が、紙の雑誌に近い状態で見られます。
モザイクなしでの閲覧を最優先するなら、Kindle Unlimitedを選んで間違いありません。
Kindle Unlimitedで読める「モザイクなし」作品の探し方
Kindle Unlimitedで「モザイクなし」の作品を探すには、いくつかの方法があります。ここでは、目的の作品にたどり着くための具体的な手順を2つ解説します。
成人向け(18禁)専用カテゴリから探す
Kindleストアには、成人向けコンテンツを専門に集めたカテゴリが存在します。より直接的に作品を探したい場合は、この専門カテゴリを利用するのが効率的です。
- Kindleストアのカテゴリ一覧から「アダルト(18歳未満のお客様は購入できません)」を選択します。
- カテゴリ内には通常購入作品も混在しているため、必ず「Kindle Unlimited 読み放題」のフィルターを適用します。
この一手間を加えることで、読み放題で楽しめる成人向け作品だけを一覧で表示できます。
著者名やサークル名で検索する
特定のグラビア女優や同人サークルに目当てがある場合、その名前で直接検索するのが効率的です。
- Amazonのサイトやアプリの検索バーに、探したい女優名やサークル名を入力して検索します。
- 検索結果ページで、同様に「Kindle Unlimited 読み放題」のフィルターを適用します。
この操作により、お目当ての作品だけを効率的にリストアップすることができます。
【動画やアダルトも楽しむなら】U-NEXT
サービス名 | マスキング状況 | 1ヶ月あたり料金(税込) | 対応雑誌数 | 無料期間 |
---|---|---|---|---|
U-NEXT | あり | 2,189円(1,200ポイントを差引いた料金:989円) | 190誌以上(成人向け動画5万本以上) | 31日間 |
- こんな人におすすめ!
- 雑誌だけでなく、映画やアニメ、ドラマも大好き
- 成人向け動画(AV)も一つのサービスで完結させたい
- 最新作のレンタルに使えるポイントが欲しい
電子書籍も動画も、そして成人向けコンテンツまで一つのアプリで楽しみたい欲張りなあなたには、U-NEXTがおすすめです。
月額料金は2,189円(税込)と少し高めですが、22万本以上の動画と190誌以上の雑誌が見放題・読み放題になる圧倒的なボリュームが魅力。
大きな特徴として、公式サイトに成人向け動画専門ジャンル「その他♡」というカテゴリが含まれており、それらは追加料金なしで見放題になります。
公式サービスのため、違法サイトのようなウイルス感染や詐欺のリスクがなく、安全に視聴できる点が大きなメリットです。
プライバシー保護も万全で、視聴はメイン画面とは別の「子アカウント」で行うため、視聴履歴がメイン画面に残ることは一切ありません。
ペアレンタルロック機能でジャンル自体を非表示にできるため、家族とアカウントを共有している場合でも安心です。
また、毎月1,200円分のポイントが付与され、このポイントは新作映画のレンタルだけでなく、マンガや小説など電子書籍の購入にも使えます。
ただし、雑誌の閲覧制限については、モザイクが施されています。
【雑誌特化型で比較したいなら】楽天マガジン・dマガジン

特徴 | 楽天マガジン | dマガジン |
---|---|---|
マスキング状況 | あり | あり |
1ヶ月あたり料金(税込) | ・楽天モバイル契約者:339円/月~ ・楽天モバイル契約者以外:458円/月~ | 580円 |
対応雑誌数 | 2500冊以上 | 2400誌以上冊以上 |
無料期間 | 31日間 | 31日間 |
アプリ独自機能 | 記事キーワード検索ふせん機能お気に入り雑誌の自動ダウンロード | 記事単位でのおすすめ・ランキングお気に入り雑誌の新刊通知キーワード検索 |
閲覧制限の公式見解 | 「紙の雑誌と閲覧できるページ・内容が異なる場合があります」 | 「対象コンテンツは、紙版の誌面とは閲覧できる記事および内容等が異なる場合があります」 |
- こんな人におすすめ!
- とにかくたくさんの雑誌を安く読みたい
- モザイクは気にしないので、雑誌のラインナップを重視したい
- 効率的に情報収集したい
モザイク問題は解決しませんが、「雑誌を読む」ことに特化してサービスを選びたいなら、楽天マガジンとdマガジンが二大巨頭です。
楽天マガジンは、年額プラン(5,500円)を選べば、ひと月あたり458円(税込)という業界最安クラスの料金で、2500誌以上の雑誌が読み放題になります。
楽天モバイル契約者は、年額プラン4,070円(339円/月)(税込)と更にお得です。
楽天のサービスを頻繁に利用するユーザーであれば、支払いで楽天ポイントが貯まる・使える点も大きなメリットです。
一方、dマガジンは月額580円という料金 、そして2400誌以上という雑誌数 は楽天マガジンと非常に似通っていますが、dマガジンの魅力は、その優れた機能性にあります。
例えば、雑誌のタイトルごとではなく、全雑誌を横断してキーワードで関連記事を探せる「記事単位の検索機能」は、競合にはない強力なツールです 。
使い勝手も直感的で洗練されており定評があります。どちらのサービスも閲覧制限があることは明記されています。
その上で、量を重視するなら楽天マガジン、機能性や情報の見つけやすさを重視するならdマガジンを選ぶと良いでしょう!
【成人向けマンガも読める】ブック放題

サービス名 | マスキング状況 | 1ヶ月あたり料金(税込) | 対応雑誌数 | 無料期間 |
---|---|---|---|---|
ブック放題 | あり | 550円 | 800誌以上 | 1ヶ月間 |
- こんな人におすすめ!
- 雑誌も読みたいけど、漫画もたくさん読みたい
- できるだけ安く済ませたい
- 成人向け漫画も楽しみたい
雑誌と漫画、両方を手頃な価格で楽しみたいバランス派のあなたには、ブック放題がぴったりです。
月額550円(税込)で雑誌800誌以上、漫画65000冊以上が読み放題というコストパフォーマンスの高さが最大の武器。
また、成人向け漫画のカテゴリが用意されており、年齢確認をすればアクセスできる点も特徴です。
他のサービスより漫画が豊富で格安、まさに「良いとこ取り」のサービスです。ただし、雑誌の閲覧制限については、モザイクが施されています。
ブックパスを使い続けるメリット・デメリット

もちろん、他のサービスに乗り換えずにブックパスを使い続けるという選択肢もあります。そのメリットとデメリットを再確認しておきましょう!
- メリット
- 料金の安さ:マガジンコースは月額418円(税込)と業界最安クラス。
- auユーザーとの親和性:auかんたん決済が使え、au PAY マーケットと連携できるなど利便性が高い。
- デメリット
- モザイク問題:グラビアなどでモザイクや修正があり、解除は不可能。
- 対象作品の不透明性:総合コースの対象作品数が不明確。
- デバイス間の差異:アプリとブラウザで読める作品が異なる場合がある。
モザイクという最大のデメリットを許容できるのであれば、料金の安さやauユーザーとしての利便性を重視してブックパスを使い続けるのも一つの判断です。
乗り換え前にチェック!よくある質問Q&A

ブックパスのモザイクや代替サービスに関してよくある質問にお答えします。
auスマートパスプレミアムに入ればモザイクは緩くなりますか?
いいえ、緩くなるという公式な情報はありません。
ブックパスやauスマートパスプレミアムの公式サイト、利用規約のどこにも、プレミアム会員になることで閲覧制限が緩和されるといった記述は見つかりませんでした。
通常、こうした上位プランの特典は大きく宣伝されるものです。それがない以上、「モザイクが緩くなる」という事はありません。
特にモザイクがかかりやすい雑誌のジャンルはありますか?
「ジャンル」ではなく「コンテンツ個別の権利関係」によります。
公式には「著作権などの都合により」としか説明されておらず、特定のジャンルを狙って制限しているわけではありません。
ただし、結果的にグラビアアイドルや著名人の写真が多く掲載される週刊誌や男性誌では、肖像権の処理が複雑なため、モザイクや非表示が発生する頻度が高くなる傾向にあると考えられます。
各サービスの登録・解約は簡単ですか?
登録はどれも簡単ですが、解約のしやすさには大きな差があります。
サービスを選ぶ際は、コンテンツだけでなく「辞めやすさ」も重要なポイントです。特に注意が必要なサービスもあるため、以下の表を参考にしてください。
サービス名 | 解約の簡易性・注意点 |
---|---|
Kindle Unlimited | ウェブサイトから手続き。解約後も期間満了まで利用可能。 |
U-NEXT | 複雑。登録方法(Web/iOS/Android等)によって解約手順が全く異なる。 |
楽天マガジン | 有料会員は解約後も契約満了日まで利用可能だが、無料トライアル会員は解約と同時に利用不可になる。 |
dマガジン | 条件が厳しい。解約した瞬間に利用不可となり、料金の日割り計算もない。 |
ブック放題 | 条件が厳しい。dマガジン同様、解約した瞬間に利用不可となり、日割り計算もない。 |
登録はどのサービスも数分で終わりますが、解約のしやすさは様々です。
特に dマガジン、ブック放題の「即時利用不可」という厳しい条件は、契約前に必ず把握しておきましょう。
その点、Kindle Unlimitedは解約後も期間満了まで使えるため、ユーザーにとって非常に良心的です。
まとめ

今回は、ブックパスのモザイク問題の原因と、その解決策となる代替サービスについて解説しました。根本的な解決策はKindle Unlimitedへの乗り換えです。
以下でもう一度おさらいしてみましょう!
- モザイクが絶対に嫌!グラビアを心置きなく楽しみたいなら… → Kindle Unlimited 一択です。
- 映画もアニメもアダルトも!全部まとめて楽しみたいなら… → U-NEXT がおすすめです。
- 雑誌がメイン!とにかく安く、たくさんの雑誌を読みたいなら… → 楽天マガジン(量)か dマガジン(機能)を比較検討しましょう。
- 雑誌も漫画もお得に楽しみたい!バランスを重視するなら… → ブック放題 がコストパフォーマンスに優れています。
- モザイクは我慢できる!安さとau連携を重視するなら… → ブックパス を継続利用するのも良いでしょう。
それぞれのサービスに無料期間が用意されています。本記事を参考に、まずは気になるサービスを実際に体験して、あなたに合うサービスを見つけてくださいね!