読み放題サービスのなかで人気なのがdマガジンとKindle Unlimitedです。両方を比較して「どちらに加入しようか」と悩む方も少なくありません。
dマガジンとkindle unlimitedどっちがいいかな
— 燃え尽きたマッチ棒でごぜーます (@uusamimineko) October 12, 2020
dマガジンもKindle Unlimitedも、ユーザーから高い評価を受けています。
私もみんながいいって言ってる
— まきこんぶ (@yellowmania_h) December 22, 2021
dマガジン登録したぞ٩ ( ー̀֊ー́ )و
Kindle Unlimited 登録した!
— タコトパス@Web系エンジニアに憧れ中 (@tacotopas777) November 19, 2020
めっちゃ本ある!!
なぜ今まで使ってなかったのか!笑
テンション上がってきた!!🔥#Kindle #駆け出しエンジニアと繋がりたい #プログラミング初心者
ただ、具体的に「何が違うのか」を知らない方も多いようです。そこで今回は、dマガジンとKindle Unlimitedを基本情報や料金・支払い方法、機能の点で徹底比較します。
記事の後半ではそれぞれのメリット・デメリットを挙げ、「おすすめできる人」の特徴を紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
注意!そもそもdマガジンとKindle Unlimitedは、サービス内容が違う
はじめに、dマガジンとKindle Unlimitedの「決定的な違い」を把握しておきましょう。dマガジンとKindle Unlimitedでは、サービスが大きく異なります。
サービス名 | サービス内容 |
dマガジン | 雑誌のみ |
Kindle Unlimited | 本・小説・漫画・洋書・雑誌など |
dマガジンは「マガジン(雑誌)」と名付けられているとおり、完全に雑誌しかありません。同種のサービスとしては楽天マガジン、タブホなどがあります。Kindle Unlimitedにも雑誌はありますが、dマガジンほど種類が多くないので気をつけてください。
大きく分ければ、雑誌しか読まないならdマガジン、雑誌以外も読むならKindle Unlimitedがおすすめです。なお、Kindle UnlimitedはAmazonプライムと混合する方も多いですが、別のサービスです。
dマガジンとKindle Unlimitedはそれぞれに特徴があるため、雑誌も書籍も楽しみたい方は両方契約しても問題ありません。以下ではdマガジンとKindle Unlimitedの基本的な情報を比較します。
dマガジンとKindle Unlimitedの基本情報の比較
以下では、dマガジンとKindle Unliitedの基本情報を比較した表を掲載いたします。
dマガジン | Kindle Unlimited | |
提供会社名 | 株式会社NTTドコモ | Amazon ジャパン合同会社 |
月額料金 | 580円 | 980円 |
無料期間 | 31日間 | 30日間 |
取り扱い数 | 3300誌以上 | 和書・洋書200万冊以上 |
読み放題のジャンル | 女性ファッション、ライフスタイル、くらし・料理・健康、お出かけ・グルメ、エンタメ・趣味、ファミリー・キッズ、スポーツ・車、ビジネス・教養、海外誌、IT・ガジェット、男性ファッション、総合週刊誌など | 小説、専門書、ビジネス書、 絵本・児童書、漫画、ライトノベル、BL(ボーイズラブ)、TL(ティーンズラブ)、写真集、楽譜・スコア、雑誌、英語、アダルトなど |
バックナンバーの有無 | あり | あり |
料金のお得さに注目すれば、dマガジンのほうが安いうえに無料期間も長いです。しかし、dマガジンは雑誌、Kindle Unlimitedは書籍メインのサービスなので、単純に安さで決めるのはおすすめできません。
取り扱い数はKindle Unlimitedのほうが圧倒的に多いです。ただ、これは雑誌以外の書籍も含まれているからです。雑誌のみに限った場合、dマガジンに軍配が上がります。具体的に言うと「週刊文春」はdマガジンにありますが、Kindle Unlimitedにはありません。
dマガジンの無料お試し期間は31日間、Kindle Unlimitedは30日間あります。気になる場合、まずは無料トライアルを体験してみてましょう。両方とも無料期間中に解約すれば、料金は発生しません。
dマガジンとKindle Unlimitedの料金・支払い方法を比較
以下では、dマガジンとKindle Unlimitedを、料金や支払い方法の観点で比較した表を掲載いたします。
dマガジン | Kindle Unlimited | |
月額料金 | 580円(税込) | 980円(税込) |
必要なアカウント | ドコモの契約回線 or dアカウント | Amazonアカウント |
支払い方法 | ドコモユーザー:キャリア決済・dポイント ドコモユーザー以外:クレジットカード・dポイント |
クレジットカード・デビットカード・プリペイドカード・Paidy翌月払い・携帯キャリア決済 |
課金日 | 毎月1日 | 無料期間が終わった翌日 |
解約後の閲覧可否 | 不可 | 不可 |
dマガジンは登録してキャンペーンにエントリーすると、dポイントが400ポイントもらえます。dポイントは基本的に1ポイント1円として使えるので、400円分キャッシュバックされると考えてください。
Kindle Unlimitedにポイント付与のサービスはありません。一方で、dマガジンよりも多種多様な支払い方法に対応しています。
dマガジンは31日間無料、Kindle Unlimitedは30日間無料でお試し利用できるので、気になる方はぜひ利用してみてください。
dマガジンとKindle Unlimitedの機能を比較
以下では、dマガジンとKindle Unlimitedを機能面で比較した表を掲載いたします。
dマガジン | Kindle Unlimited | |
接続可能な端末の種類・台数 | 合計10台まで(dマガジンとdブックを合わせて) | 無制限(同時にダウンロードして読めるのは6台まで) |
端末間での閲覧履歴の共有 | 共有されない | 共有される |
ダウンロード機能 | あり(無制限) | あり(20冊まで) |
お気に入り登録・しおり機能 | あり | あり |
検索機能 | 4つの検索項目、単語からキーワード検索可能 | Kindle Paperwhiteやスマホアプリから検索可能、単語で絞り込み可能 |
以下からは、それぞれの項目について詳しく解説します。
接続可能な端末の種類・台数
基本的に、雑誌読み放題サービスは接続可能な端末に制限があります。なぜなら制限を決めておかないと、課金したアカウントを共有すればたくさんの人が無料で利用できてしまうからです。
dマガジンも例外ではありません。最初に登録した端末以外なら、10台まで同時接続が認められています。ただし、dマガジン、dブックの両方で合計10台までです。
Kindle Unlimitedに同時接続の制限はありません。ただし、同じ本を読めるのは6台までです。
端末間での閲覧履歴の共有
同時に接続している端末を「自分以外の人に使われる可能性がある場合」は、「閲覧履歴が共有されるかどうか」に注意してください。見られたくない履歴まで共有されてしまう恐れがあるからです。
dマガジンの場合、閲覧履歴は共有されません。たとえば、A、B、Cの3台で同時に接続したとしましょう。Aのスマホで女性ファッション誌を読んでも、B、Cには履歴が残らないのです。
一方、Kindle Unlimitedは閲覧履歴が共有されます。つまり、B、Cの人が閲覧履歴を見たときに「誰かが女性ファッション誌を読んだ」とわかるわけです。さらに、Kindle Unlimitedは共有を停止できないので注意してください。
ダウンロード機能
通信量を増やしたくない方や、自宅以外にWi-Fi環境がない方にとって大事なのがダウンロード機能です。あらかじめ自宅などでダウンロードしておけば、インターネットに接続しなくても本を読めます。
dマガジンには次のダウンロード機能があります。
- 自動モード:表紙や記事をタップすることで単品でダウンロードする
- 節約モード:常に記事のみをダウンロードする
- 一括モード:常に一冊分をダウンロードする
Kindle Unlimitedは、以前は最大で10冊しかダウンロードできませんでした。ただ、2021年11月以降、最大ダウンロード数が「20冊に引き上げられた」という報告があります。
いずれの場合も、解約すると読めなくなってしまうので気をつけてください。
お気に入り登録・しおり機能
それぞれの単語について説明しましょう。
- お気に入り登録:気になった雑誌をお気に入り登録することで、すぐに読める
- しおり機能:最後に読んだページにすぐ移動できる
dマガジン、Kindle Unlimitedどちらにもお気に入り登録・しおり機能は搭載されています。
Kindle Unlimitedは好きなページにしおりを挟み込めるのが魅力です。さらに、文章にメモを付け足したりマーカーを引いたりすることもできます。
検索機能
読み放題サービスを使いこなすうえでもっとも大事なのが「検索機能」です。検索機能が不十分だと、好みの本を見つけられない恐れがあるからです。
dマガジンの場合、4つの検索項目があります。
- 雑誌から選ぶ
- 記事から選ぶ
- おすすめ
- ムック・増刊
さらに、雑誌タイトルや記事タイトルのキーワード検索も可能です。
Kindle Unlimitedの場合、Kindleアプリ内の「カタログ」から読み放題の本を見つけられます。さらに、Amazonのサイトから本を検索し、「Kindle Unlimited読み放題」にチェックを入れ、絞り込むことも可能です。
結局、dマガジンとKindle Unlimitedはどちらがおすすめ?
今まで比較してきた点を「メリット」「デメリット」として表にまとめました。
dマガジン | Kindle Unlimited | |
メリット | ・雑誌のジャンルが多い ・月額料金が安い ・同時接続した場合に共有されないので、閲覧履歴が人に見られない |
・いろいろな本が読める ・支払い方法が多い ・閲覧履歴が共有されるので、ほかの端末ですぐに続きや同じ本を読める |
デメリット | ・雑誌しか読めない ・支払い方法が少ない ・閲覧履歴が共有されないので、端末を切り替えたときに素早く続きや同じ雑誌を読めない |
・雑誌のジャンルが多い ・月額料金が安い ・同時接続した場合に共有されないので、閲覧履歴が人に見られない |
最後に、これらの比較からわかった「おすすめな人の特徴」を紹介します。結論を言うと以下のとおりです。
- 雑誌だけでいい方はdマガジンがおすすめ
- いろいろな本を読みたいならKindle Unlimitedがおすすめ
それぞれ詳しく説明します。
雑誌だけでいい方はdマガジンがおすすめ
雑誌だけでいい方はdマガジンを利用しましょう。Kindle Unlimitedよりも雑誌のジャンルが豊富なうえに、月額料金も安いからです。
Kindle Unlimitedでも雑誌は読めますが、ジャンルは多くありません。また、月額料金もdマガジンより2倍以上高いです。dマガジンは3300誌以上を読めるうえに、バックナンバーを2,800冊以上楽しめます。
dマガジンは月額580円ですが、31日間無料トライアル期間があります。31日が過ぎる前に解約すれば、お金はいっさいかかりません。キャンペーンにエントリーすると400円分のポイントがもらえるため、2ヶ月目は実質的に40円で利用可能です。
まずは無料お試し利用してみましょう。
いろいろな本を読みたいならKindle Unlimitedがおすすめ
漫画、小説、ビジネス書、専門書、英語の本などたくさんの書籍を読みたい方はKindle Unlimitedを利用しましょう。dマガジンは良くも悪くも雑誌しか読めません。
もっとも、Kindle Unlimitedも雑誌数が少なすぎるわけではありません。たとえば、ビジネス系の雑誌は充実しています。
<Kindle Unlimitedで読めるビジネス系雑誌一覧>
・Wedge
・ニューズウィーク日本版
・週刊エコノミスト
・COURRiER Japonなど
Kindle Unlimitedも30日間無料で利用できるうえに、途中で解約すれば料金はかかりません。
このような割引はいつ終了するか分かりません。お得な無料キャンペーンや割引制度が実施されているなら、早めに利用すべきです。
dマガジンとKindle Unlimitedを比較して、自分に合ったサービスを登録しよう
この記事では、dマガジンとKindle Unlimitedを、料金・機能など、さまざまな観点で比較しました。再掲になりますが、それぞれのメリット・デメリットをまとめると以下です。
dマガジン | Kindle Unlimited | |
メリット | ・雑誌のジャンルが多い ・月額料金が安い ・同時接続した場合に共有されないので、閲覧履歴が人に見られない |
・いろいろな本が読める ・支払い方法が多い ・閲覧履歴が共有されるので、ほかの端末ですぐに続きや同じ本を読める |
デメリット | ・雑誌しか読めない ・支払い方法が少ない ・閲覧履歴が共有されないので、端末を切り替えたときに素早く続きや同じ雑誌を読めない |
・雑誌のジャンルが多い ・月額料金が安い ・同時接続した場合に共有されないので、閲覧履歴が人に見られない |
dマガジンとKindle Unlimitedで悩んでいる場合、「雑誌を読みたいのか」「いろいろな本を読みたいのか」で決めましょう。雑誌を読みたいならdマガジン、雑誌以外の本も楽しみたいならKindle Unlimitedを利用するべきです。
なお、dマガジンは31日、Kindle Unlimitedは30日の無料お試し期間があります。繰り返しお伝えしているように、無料期間内で解約した場合、お金はかかりません。両方とも登録してみて、気になったほうだけを継続するのがおすすめです。
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