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雑誌読み放題

海外からでも利用できる雑誌読み放題サービスをご紹介!利用方法の解説も

タブレットを使用している女性

毎月定額の料金を支払うだけで、数百誌以上の雑誌を読み放題で閲覧できるのが「雑誌読み放題サービス」です。「海外在住だが、日本の雑誌読み放題サービスは利用できるのだろうか」「これから海外へ渡航する予定だが、現地でも閲覧できるのか」といった疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、国内の雑誌読み放題サービスが、海外からでも利用できるのかどうかについて解説します。記事の最後では、アクセスできない場合の対処方法についても解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

海外からでも雑誌読み放題サービスは利用できる?

疑問を抱く女性

結論から言うと、利用できるサービスもあれば、地域制限によりアクセスできないサービスもあります。

海外からでも利用できるサービスでは、「利用規約」や「よくある質問」などで、利用が可能である旨を明記しています。一方で、海外からの利用について利用規約で明記していなかったり、「アクセスは保証しない」などの文言が書いてあったりするサービスについては、国外からのアクセス制限がかけられている場合が多いです。

海外から、雑誌読み放題サービスへどうしてもアクセスしたい場合は、雑誌のダウンロード機能を利用したり、別途でVPNを用いたりすることで閲覧が可能です。具体的な方法については、この記事の下部にある「海外から雑誌読み放題サービスを利用する2つの方法」の章をご確認ください。

海外からでも利用できる?雑誌読み放題サービスの対応比較表

ここでは、日本国内の雑誌読み放題サービスが、海外からの利用に対応しているのかどうかについての対応表を掲載しています。

サービス名 海外からの利用可否 詳細 月額料金
Fujisan.co.jp タダ読み 利用可 無料
楽天マガジン × 利用規約で禁止している 418円
Kindle Unlimited 明確な規定はなし 980円
dマガジン 入会は不可だが、利用の規定はなし 580円
ブック放題 明確には禁止していない 550円
ブックパス 明確には禁止していない 418円
タブホ × 利用規約で禁止している 550円

各雑誌読み放題サービスにおける公式見解(利用規約・よくある質問)

Q&Aのイメージ画像

ここでは、各雑誌読み放題サービスで公式的に掲載している内容をもとに、海外からの利用は可能なのかどうかについて解説します。

Fujisan.co.jp タダ読み:海外からの利用はOK!

Fujisanタダ読みのホームページ画像

Fujisan.co.jpは、株式会社富士山マガジンサービスが展開する雑誌・電子書籍の定期購読サービス。同サービスでは、5,000冊以上の雑誌を読み放題で閲覧できる「タダ読み」サービスを、無料で提供しているのが特徴です。

タダ読みサービスの総合案内ページにおいて、海外からのデジタル雑誌利用について、以下のように記載しています。

海外からのお申込みについて

海外にお住まいのお客様は、デジタル雑誌をご利用いただけます。
なお、通常の雑誌の発送は、国内に限らせていただいておりますのでご了承ください。

出典:Fujisan.co.jp「総合案内」お申し込み

「タダ読み」サービスはデジタル雑誌に該当するので、上記を参考にすると、海外からでも利用可能だと読み取れます。実際にほかのブログなどを参考にしてみても、「VPNなどのサービスを別途で使わなくても、問題なく閲覧できた」との報告もあるため、利用可能だと解釈してよいでしょう。

タダ読みサービスは、完全無料で利用できる雑誌読み放題サービス。料金がかからないのが大きなメリットですが、一方で、「雑誌のダウンロード機能(オフライン再生機能)がない」「最新号の雑誌がほとんどラインナップされていない」点がデメリットです。

使いやすさについても、有料の雑誌読み放題サービスと比べると、少々劣ってしまうのが難点。上記のデメリットを理解したうえで、利用するかどうかを検討してみてください。

楽天マガジン:利用規約では利用を禁止している

楽天マガジンは、楽天グループ株式会社が提供する雑誌読み放題サービス。月額418円で、6,000冊以上の雑誌を読み放題で閲覧できます。

楽天マガジンの利用規約には、海外からのサービス利用について、以下のように記載しています。

第9条(禁止事項)

1.お客さまは本サービスの利用に当たり、次の各号のいずれかに当たる行為を行ってはなりません。

(3)日本国外において本サービスを利用すること。

出典:楽天マガジン「利用規約」第9条(禁止事項)

もし上記の行為を行った場合は、「損害賠償の請求や、サービスの利用停止などの措置が取れる」旨の内容が記載されています。

以下、楽天マガジンの公式ヘルプページで記載している内容です。

海外からでも利用できますか?

本サービスは日本国内限定のサービスとして提供しており、日本国内のみダウンロードが可能です。
また、既にアプリをダウンロードされている場合でも、ご利用予定の地域にて本サービスへのアクセス制限を設けられている場合がございます。
その為、海外からのアクセスにつきましては確約できかねますので予めご了承ください。

出典:Rakuten MAGAZINE ヘルプ「海外からでも利用できますか?」

利用規約上では、海外からの利用を明確に禁止しているので、基本的には使えないと認識しておいた方がよいでしょう。しかし、ヘルプページにおいては明確に禁止しておらず、「確約できない」との記載があります。

海外から楽天マガジンを利用しようかどうかを検討されている方は、上記の内容を理解したうえで、入会するかどうかを判断してください。

Kindle Unlimited:明確な規定はなし

Kindle Unlimitedは、Amazonが提供する電子書籍の読み放題サービスです。月額980円で、200万冊以上の和書・洋書を読み放題で閲覧できます。

Kindle Unlimitedでは、海外からのサービス利用について、以下のように記載しています。

本プログラム

本プログラムは現在、日本国内のお客様に対してのみ提供しています。

出典:Amazon.co.jp ヘルプ「Kindle Unlimited 利用規約」

Q: 『Kindle Unlimited』は日本国外でも利用可能ですか?

A: こちらの『Kindle Unlimited:読み放題』は、日本で のサービスとなりますが、国外のお客様はそれぞれの国のKindle内で同様に『Kindle Unlimited』にご登録いただけます。現在サービスを展開している国は、アメリカ、イギリス、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、ブラジル、メキシコ、カナダ、インド、中国となります。

出典:Amazon.co.jp Kindleストア「よくある質問」

Kindle Unlimitedでは、利用規約やよくある質問において、海外からの利用を明確に禁止する文言は見当たりませんでした。ただし、海外から普通にアクセスすると、その国専用のサービスが自動的に開かれるようです。

そのため、海外から日本のKindle Unlimitedへ登録しようとするのならば、日本のIPアドレスを用いてサービスへアクセスする必要があります。具体的な方法については、以降にある「海外から雑誌読み放題サービスを利用する2つの方法」の章にて説明していますので、気になる方はチェックしてみてください。

dマガジン:海外からの入会は不可。利用については記載なし

dマガジン

dマガジンは、株式会社NTTドコモが提供する雑誌読み放題サービス。月額580円で、1,400誌以上の雑誌を読み放題で閲覧できます。

dマガジンでは、海外からの利用について以下のように記載しています。

日本国外からの入会はできますか?

日本国外からの入会はできません。

出典:dマガジン「よくある質問」◆入会方法

上記の「よくある質問」では、「日本国外からの入会はできない」と書かれており、利用規約においては、海外からの利用についてはとくに記載がありませんでした。そのため、あらかじめ国内で入会しておいて、海外からアクセスして利用するのは、問題ない可能性もあります。

入会を検討する際は、上記の内容を踏まえたうえで判断してください。

ブック放題:明確には禁止していない

ブック放題は、ソフトバンクの子会社である、株式会社ビューンが提供する雑誌読み放題サービスです。月額550円で、800冊以上の雑誌と60,000冊以上のマンガを読み放題で楽しめます。

ブック放題では、海外からの利用について以下のように記載しています。

第1条(本サービスの概要)

本サービスのご利用は日本国内に限ります。

出典:ブック放題「利用規約」第1条(本サービスの概要)

第3条(料金)

海外からのご利用は本サービスの対象外ですが、海外から本サイトにアクセスまたは本アプリを起動した場合、通信料が発生します。

出典:ブック放題「利用規約」第3条(料金)

海外での利用

本サービスは日本国内のみに提供しています。海外でのご利用に関するカスタマーサポートは致しておりませんので予めご了承ください。

出典:ブック放題「よくあるご質問」その他

ブック放題では、海外からの利用は明確に禁止されておらず、「通信料が発生します」「カスタマーサポートは致しておりません」などと書かれているので、自己判断で利用するのは大丈夫だとも読み取れます。

ブック放題の利用を検討される方は、上記の内容を理解したうえで入会するかどうかを検討してください。

ブックパス:明確には禁止していない

ブックパスは、KDDIのグループ会社である、株式会社ブックリスタが提供する雑誌読み放題サービス。月額418円で、300誌以上の雑誌を読み放題で楽しめます。

ブックパスでは、海外からの利用について以下のように記載しています。

第23条 免責事項

5.本サービスの日本国外からのご利用・対応端末外からのご利用については一切の責任を負いません。

出典:ブックパス「利用規約」第23条 免責事項

ブックパスでは、「一切の責任を負いません」と書かれているのみで、明確に禁止しているわけではないようです。そのため、自己判断で利用してもよいと解釈することも可能です。

利用を検討する方は、上記の内容を踏まえたうえで判断してください。

タブホ:利用規約では利用を禁止している

タブホ

タブホは、株式会社オプティムが提供する雑誌読み放題サービス。月額550円で1,000 冊以上の雑誌を読み放題で閲覧できます。

タブホでは、海外からの利用について以下のように記載しています。

第2章 タブホ
第2条 タブホの内容、対象

タブホは、日本に在住または滞在する個人を利用対象者として想定しています。

また、海外に在住する個人又は日本国内外に所在する法人はタブホを利用することができません。

出典:タブホ「利用規約」第2章 タブホ, 第2条 タブホの内容、対象

タブホでは、「利用できない」と明確に記載されているので、利用規約に則るのであれば、海外からの利用を避ける方がよさそうです。登録等に関しては、ご自身の判断で行ってください。

海外から雑誌読み放題サービスを利用する2つの方法

南国でタブレットを使っている男性

雑誌読み放題サービスのなかには、海外からでも通常どおりアクセスできるサービスもありますが、地域制限などの理由により拒否されるサービスも多いです。そこで、海外から雑誌読み放題サービスへアクセスするための具体的なやり方を解説します。

1.海外在住など、日本へ帰国する予定がない場合

海外在住の方など、日本へ帰国する予定がない方は、VPNサービスを活用してアクセスするのが一般的。VPNとは「Virtual Private Network」の略で、特定の拠点にあるルーターを使い、仮想の専用線でアクセスできる仕組みのことです。

通常、海外から日本のサービスへアクセスする際は、その国のIPアドレスを用います。しかし、日本の雑誌読み放題サービスが、海外のIPアドレスによるアクセスを受け付けていないと、拒否されてしまう現象が発生してしまうのです。

そこでVPNを活用することで、日本のIPアドレスを用いて通信することが可能に。国内にいるときと同じ環境でインターネットへ接続できます。

VPNサービスは、無料・有料の2種類が存在します。最近では、無料であっても、セキュリティ面で安心して利用できるサービスもあるので、積極的に活用を検討してみましょう。

以下で、無料で使えるVPNサービスの比較をしているおすすめの記事を見つけましたので、気になる方は下記も確認してみてください。

参考記事(外部サイト):無料で利用できるVPN接続サービス5選【注意点有り】有料との違いとリスクも解説!

2.旅行など、国内からの一時的な渡航の場合

旅行など、国内から一時的に渡航する場合は、雑誌読み放題サービスの「ダウンロード機能」を活用するのがおすすめです。

ダウンロード機能とは、Wi-Fiなどのインターネット通信を用い、雑誌データを端末内へダウンロードできる機能のこと。あらかじめ気になる雑誌をダウンロードしておけば、外出先でも、データ通信をすることなく閲覧できるのがメリットです。

日本国内で事前に読みたい雑誌をダウンロードしておけば、旅行先でインターネットへ接続することなく閲覧できます。ちなみにダウンロード機能は、有料の雑誌読み放題サービスでは標準搭載しているので、気になるサービスがあったら気兼ねなく登録してみましょう。

雑誌読み放題サービスを海外から利用して、日本の情報を気軽に収集しよう!

グローバルな男性

この記事では、日本国内の雑誌読み放題サービスを、海外からでも利用できるのかどうかについて解説しました。再掲になりますが、まとめると以下の表の内容になります。

サービス名 海外からの利用可否 詳細 月額料金
Fujisan.co.jp タダ読み 利用可 無料
楽天マガジン × 利用規約で禁止している 418円
Kindle Unlimited 明確な規定はなし 980円
dマガジン 入会は不可だが、利用の規定はなし 580円
ブック放題 明確には禁止していない 550円
ブックパス 明確には禁止していない 418円
タブホ × 利用規約で禁止している 550円

利用規約に則って安心して利用したいとお考えであれば、「Fujisan.co.jp タダ読み」の利用がおすすめです。ただし、最新号がほとんどラインナップされていない点がデメリット。最新号をいち早く閲覧したい方は、有料の雑誌読み放題サービスの活用を検討しましょう。

ぜひこの記事を参考にして、海外からでも日本の雑誌読み放題サービスを閲覧してみてください。


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